「エレガンスに注目する」Annie Lee

3月にアメリカで活躍しているトッププランナーのAnnie Lee(アニー・リー)さんが日本に来日し、ウェディングプロデューサーの葉山泰子と対談の機会を持ちました。
また、ウェディングソムリエのアンバサダー花嫁6名とシークレットイベントを開催。
日本の花嫁たちとAnnieさんとの座談会は大盛況に。
花嫁はAnnieさんの話に興味深々で、自身の結婚準備にトレンド情報を活かそうとたくさんのメモをとっていました。

Annieさんは、伝統的なクラシックウエディングと現代のアートデザインを融合しこだわりのウェディングを創るアメリカのトッププランナー。
「The Knot(ザ・ノット)」のMVPでトップ20入り。
また、Martha Stewart Weddings(マーサ・スチュアートウェディングス)のトッププランナーにも選ばれた全米で注目の人。

 

手掛けたウェディングは、「Martha Stewart Weddings」「The Knot」「Style Me Pretty」「InStyle」「Weddings」「People Magazine」等、日本の花嫁も憧れるメディアで多数紹介されています。
活動拠点は、NYとマイアミ、ディスティネーション(国外)が中心で、貴族や富裕層のウェディングをメインで手がけています。

そんなAnnieさんとウェディングプロデューサーの葉山が日本の結婚式事情を語りました。

【葉山】
今回の来日で、日本の結婚式場やドレスショップ、花嫁の結婚準備事情を視察してもらいましたが、欧米との違いはありましたか。

【Annie】
日本の結婚式はアメリカのウェディングに比べてとっても自由度が低いと感じました。
また、日本の花嫁は、アメリカとは違い、式場ごとの商品やプランなどの縛りの中で自らのスタイルを決めているのがとても驚きました。
ウェディングドレスもアメリカではレンタルをするという習慣はありません。購入のみです。本当にびっくりしました。
また、ドレスや装飾、ヘアメイクやカメラマンを自由に自分好みにカスタマイズするのは日本ではまだ難しく、持ち込めたとしても安くはないコスト(持込料や撮影制限)がかかることもびっくりしました。

【葉山】
そうなんです。日本はたくさんの式場のプランや規約のルールの中で新郎新婦と会場が契約を結びます。
契約時はそのルールの厳しさや制限があることの大変さを知らずに新郎新婦は申し込みをします。
アメリカの場合は、会場にウェディングの専任の担当者はいないのが一般的で、新郎新婦が自由に希望を叶えられるシステムになっています。
会場には、場所と料理飲み物、サービス、机や椅子などの備品などを依頼し、その他のウェディングアイテムは、新郎新婦又は、新郎新婦手配の専属のウェディングプランナーが準備を進めていきます。

【Annie】
日本とアメリカは全く違うシステムですね。
しかし、日本は会場規制のウェディングだから、どうしても似たようなウェディングばかりになるのではないでしょうか。
慣習を変えるのはなかなか難しいかもしれないですが、皆さんのお子さんが結婚式を挙げる頃には もっと自由なウェディングを叶えてあげられるようになってほしいですね。

自分のやりたいスタイルがあるなら、それを堂々と主張することが大切です。
そしてただお願いするだけではもちろんダメです。大切なのはコミュニケーション。
どうして自分がそのスタイルをしたいのか、そこにどんな想いがあるのか、 それを実現するために自分は何が出来て、相手に何を協力してもらえばいいのか。
日本の新郎新婦も、アメリカと同じように一生に一度の結婚式ですから後悔ないように準備を進めていけるように頑張ってほしいです。

【葉山】
Annieさんのお話、とても共感です。結婚式の準備以外にも通ずる、とてもステキな考え方ですね。
国が違うと文化や価値が変わりますが、素敵な結婚式をあげたい想いは世界共通だと思います。

記念撮影:Annieさんとウェディングプロデューサー葉山

TALK SESSION

取材協力

トッププランナー

アニー・リーAnnie Lee

伝統的なクラシックウエディングと現代のアートデザインを融合しこだわりのウェディングを創るアメリカのトッププランナー。
「The Knot(ザ・ノット)」のMVPでトップ20入り。
Martha Stewart Weddings(マーサ・スチュアートウェディングス)のトッププランナーにも選ばれた全米で注目の人。